台湾高座会



 日本会議相模原支部の地域的範囲には、旧高座郡(相模原市、座間市、大和市、綾瀬市)の各市と津久井郡が含まれています。この地域の中には相模原市に設立された数多くの旧陸軍施設、また、座間市、大和市には旧海軍の施設が設置され、国家防衛の大きな一翼を担っていました。その関係でこのホームページでは、この度、海軍高座工廠での戦闘機製造を懸命に遂行された、台湾の少年工のご苦労と、その後のご活躍、日本との交流の一端を載せさせて頂く事にしました。

 


このページの下の段には台湾高座会の発足までの経緯と、現在の動きを載せさせて頂きます。

 

以下は、留日60周年歓迎大会プログラムから各種資料を載せさせて頂きます。

   1.台湾少年工選抜
   2.高座海軍空C廠
   3.終戦
   4.早川金次郎技手
   5.大和台湾亭
   6.60年目の卒業式
   7.李登輝閣下、陳水扁閣下のお祝いの言葉
   8.石川委員長、蔡焜燦氏のお祝いの言葉
   9.李雪峰会長のお礼の言葉
  10.高座会の歌

 



  神奈川県高座郡の中に海軍空C廠(高座海軍工廠の前身。現在の座間市に所在。)がありました。大東亜戦争勃発から2年目の1943年(昭和18年)に新設され、その工廠で海軍の主力戦闘機だった「雷電」、「ゼロ戦」、「紫電」、「月光」などが昼夜兼行で生産されていました。

  海軍では、本土の国民が徴用され戦地へ赴く様になり、労働力不足解消のため、その海軍空C廠で戦闘機生産をしながら学習し、一定の年限を経て中学校(現在の高校)卒業と同等の資格が取得できる事をうたって、国民学校高等科修了の少年を中心に募集をしました。当時日本の統治下にあって日本と不可分一体だった台湾の少年達が、祖国防衛の戦力増強の一助にとの覚悟を持って、競って募集に応じて厳しい選抜試験を受け、優秀な15才前後の8400余名が合格し、意気揚々と台湾を後にしたのでした。

 少年工たちはひたむきに働く中で、共に働く本土の日本人と深い信頼関係と、友情を築き上げていきました。生産ラインでの作業でできた血豆の腫れた手を、優しく介抱してくれる母を思いつつ、少年たちは懸命に働きました。内地へのB29の爆撃で戦没していく仲間もありました。

 

台湾少年工が主に製造に従事したB29迎撃用戦闘機「雷電」

 

 そして終戦。それまで日本人としての誇りを胸に懸命に働いてきた少年工たちは、突然異国籍者となり、中学校(現高校)卒業の資格も得られないまま、志半ばで台湾に帰還されたのでした。

 帰還しても、海軍高座工廠で勉学に、戦闘機製造に歯を食いしばって頑張られた彼らは、日本への深い連帯感を持ち続けられ、高座の地を第二の故郷と思い続けられました。

 

 

 1963年(昭和35年)、彼らの教官だった海軍技手の早川金次郎氏は、大戦末期の空襲で犠牲となった台湾少年工の霊を慰めるため、自宅の再建よりも、その慰霊塔の建立を優先された。

その話は、蒋介石総統の国民党による戒厳令の下でも台湾に伝わり、瞬時に全島に広がりました。

「日本はまだ我々を忘れていない」と誰もが思ったと言います。

 

慰霊塔は大和市善徳寺に柳沢住職の協力を得て建立されました。

 

 


 

 その内、台湾には高座工廠で働いた方々が台湾高座会を設立され、日本では日本で生活されている方々の「日本高座会」が設立され、交流を重ねてこられました。

台湾高座会の方々は、留日50周年を契機として、大和市の引地川公園に【台湾亭】を建立し、大和市に贈呈されました。

 

【台湾亭】は現在高座地区の観光名所になっています。

 

 

 台湾高座会は、2003年(平成15年)3月には台湾政府から社団法人【台湾高座会台日交流協会】として認定されました。

 

 

 そして、留日60周年を記念して、平成15年10月20日に、座間市立市民文化会館(ハーモニーホール座間)に台湾から元少年工600人、日本の関係者を合わせると1,000人余が参集され、記念大会が盛大に開催されました。

 この大会では、日本の政府当局から1,200人に対し、念願の卒業証明書、並びに、在籍証明書が交付されました。この大会のために、台湾から、陳水扁総統閣下と李登輝前総統閣下が、異例とも言えるメッセージを寄せられました。

 大会では、最初に海軍高座工廠での生活、激務、望郷の念をうたい上げた会歌「故郷を離れて」を合唱、最後には早川金次郎氏を始め教官であった方々に感謝を籠めて「仰げば尊し」を合唱された。

 



 私たち日本人は、この高座会の方々に、高座の地が、そして、日本が第二の故郷とこれからも思って頂けるような国にして行く責務があります。建国の理想を我が理想とし、伝統を重んじ、誠実と勤勉と正直を重んじ、秩序正しく、全ての人を同胞として相和する、美しき日本を再建していく責務があります。

 台湾高座会の方々には、今後とも変わりませず、台湾と日本との架け橋になって頂きます様お願い申し上げます。



その他の活動

■教科書採択署名活動

■拉致家族支援署名活動

■国立追悼施設反対活動

■支部定例会 (講演会、討論会、他)

■相模原慰霊塔清掃奉仕

■モラル都市宣言推進

■他

「つくる会」、「良くする会」支援

県本部支援

県本部支援

1回/2ヶ月

毎月

「愛国心」「道徳心」の涵養推進

案件毎の対応


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